情報社会の頭脳 3
たとえばネイザン・ローゼンバーグ(スタンフォード大学)は、現在ハイテクノロジー分野でみられているような、アメリカや日本の技術優位は決して固定的なものでなく、
「共通の技術フロンティアにおける、まったく新しい専業化(分業)のパターン」が生まれる可能性を示唆しています。
そこでは産業の特定分野における一国の優位性はあっても、かつてよくひとの口の端にのぼった「技術的リーダーシップ」とか「技術ギャップ」といった用語は、もはや意味を持たなくなろうとしています。
・・・また、たとえブラジルやメキシコやインドのように技術フロンティアに遠い国ぐにでも、ハイテク分野のどこかに適当な場所をみつけるにちがいない、と述べています。
アメリカのようなこれまでの技術先進国が政府レベル・・・
あるいは企業レベルにおいて、他国への技術移転を防止しようとしても、事実上それは不可能に近いでしょう。
それどころか、技術の独占的優位の維持はますます困難となり、その期間もせいぜい1年程度、またはそれすら難しくなっています。