全編歌なミュージカル~恋するグリーンフィールドクラブ2
恋するグリーンフィールドを観ていると、不思議な気分になる。
登場人物たちが、客席に飛び込んでくる感じがするのだ。
これは、"生がけ"という観客に呼びかける演出法。
フランスではストレート・プレイでも使用され、俳優は客席に向かってセリフを投げかけ、観客はそれをキャッチして反応を投げ返す。
この作品では、かなりはっきりとこの手法を使っている。
例えば、主人公デュティユルは「宝石を盗ったぞ」と前に走り寄って、観客にアピール。
同僚のM嬢は、彼への愛の歌を客席に向かってセクシーに歌う。
こうすることで喜劇性は高まり、観客は目撃者気分。
また、舞台内だけで進行する芝居シーンもうまく混合され、飽きさせない構成だ。